【剣盾ダブルS7 12位】サマヨアシレナット偽装 雨下特殊ドラパスイープ構築
【はじめに】
当時はポケモン界隈との繋がりもなく、遊戯王の感覚で構築の守秘が美徳だと勘違いしていたのもあって、構築記事を書かずにいました。
FFさん達の過去の構築をまとめた記事を見た際に、この記憶(記録)が段々と薄れて最後には忘れてしまうことに対する勿体なさを覚えたため、一年以上遅れで備忘録として構築記事を書くことにしました。
色々忘れているとは思いますが、思い出せるだけ書きます。
【構築の実績】
140勝74敗
22日時点で2位 → 完全放置して12位
何の実績もない初心者だったのでチキりました。
【構築経緯】
・カ・エールさんの構築の使用感に慣れていた(この構築からポケモン対戦を始めた)こと、他のポケモンを扱うには練度が足りない自覚があったため本筋はこの並びに固定した。
↓
・アローラ御三家解放に伴って、ネックだったミロカロスの火力不足からアシレーヌに変更。
↓
・上手い人はナットレイで詰まないようにガオガエン/ウインディ/ヒートロトム/火炎放射持ちトゲキッス辺り(もっと色々居たはず)を大事にするので、選出と温存するポケモンを誘導して死角からスイープしたら強そう。
・環境に多い並びなので、型を偽装することでアドバンテージが狙えそうだと気付く。
↓
・当時はほぼ見なかったメンタルハーブ持ちミミッキュの採用により、サマヨール軸のトリックルーム展開を予見した対策に対して強く出ることができた。(特に当時流行ったハミガキコさんのエルフバニラ構築に対しては確実に勝てるレベルで有利だった。)
・選出をガチトリル一辺倒に固定することで強者達との練度の差をカバーし、ナットレイで詰ませる従来のプランの他に、上手そうな相手に対しては後続の特殊ドラパルトでナットレイ対策をスイープする動きが全く読まれなかった。
【個体紹介】
努力値振りなんてもう覚えてねえ!
ミミッキュ@メンタルハーブ
技:かげうち、シャドークロー、じゃれつく、トリックルーム
ゴーストダイブ持ちが主流だったが、命中安定かつフェアリー半減の相手に対してもトリル発動後に即攻勢に転じられる点を高く評価した。テンポの早い構築であり、トリル後の役割は薄く、二回目のトリルに対する期待も薄かったためゴーストダイブが欲しい場面は殆ど無かった。またシャドークローはトリックルームを封印してきそうなシャンデラに対しても有効だった。
ガオガエン@突撃チョッキ
技:フレアドライブ、DDラリアット、ねこだまし、とんぼがえり
トリル後は可及的速やかに相手の残数を減らしていく立ち回りをしたかったため、Aにかなり(晴れ下フレアドライブで耐久振りDMフシギバナをワンパンできるぐらい)振っていた記憶がある。ここまで振ると封印持ちシャンデラやイエッサンを初手のDDラリアットでミミッキュと合わせて確実に処理できたのも良い。
アシレーヌ@いのちのたま
ナットレイ詰ませを嫌がって交代したり守ったりするのを強気に読みつつ、残数有利を狙う立ち回りが強かった。
ナットレイ@たべのこし
技:ジャイロボール、ボディプレス、てっぺき、まもる
上の基本選出3匹が攻撃的な構成であり、詰ませ狙いの鉄壁ボディプ型にした。トリルラストターンを守って凌ごうとしそうな‘’ナットレイをワンパンできるポケモン‘’の目の前でも強気で鉄壁を積む動きが強かった。
ドラパルト@きあいのタスキ
技:シャドーボール、かえんほうしゃ、ハイドロポンプ、かみなり
タイプ不一致であっても、アシレーヌのDM技で降った雨を利用したハイドロポンプやかみなりの火力は高く、襷の行動保証と合わせて多くのナットレイ対策ポケモンを処理することができた。
サマヨアシレナットミラー特有のガオガエンが落ちたらナットレイで詰む現象も同時に対策できて偉い。
選出率最下位。
サマヨール始動でも確実にトリックルームが通りそうな相手、かつDMラプラスのような痛み分けで要塞化を狙ってテンポアドバンテージを得ることが有効な相手や、てだすけによる火力補助が必要な相手に対してのみ選出した。
以上。
【剣盾ダブルS15 31位】MZU
※追記:リバティ圏内目当てで5日間放置してたら31位でした。反省してます()
【構築経緯】
ミロカロスを使いたい!という想いから構築を始めました。
最近ポケモンを始めたFFさん(ミロカロス推し)がポケモンを純粋に楽しんでいるツイートを見たことが大きなきっかけです。ミロカロスは幼少期に自分がポケモンを純粋に楽しんでいた頃の相棒枠でもあり、剣盾からポケモンを久しぶりに始めた直後にダブルバトルの世界へ連れ込んでくれたポケモンでもあります。カ・エールさんのサマヨミロナット構築に出会ってダブルバトルの楽しさを知ることがなければ、今ほどポケモンに打ち込むことも無かったと思います。
メイン選出としての残り3匹を考えます。
ザシアァン!
ミロカロスと相性が良すぎるので自然に入ってきました。普通は逆の順番だと思う。
しかし自分でザシアンを使ってみると頭の中の論者がこう言います
「メタられているザシアンは他のメジャーな禁伝よりも弱くてぇ〜(掌返し)」
この問題を倦厭してザシアン入り構築を諦めかけましたが、ザシアンの弱さが逆に勝つためのヒントを与えてくれました。
限界晴れといった偏った構築を相手にするのは辛い
→補完にこだわるよりも、ある程度構築全体を偏ったものにした方が相手だって辛いのではないか?
ミロカロスの辛いゴリランダーやフシギバナといった相手に対してガオガエン等を入れるといった受動的な構築にするよりも、ザシアンをチラつかせながら、ミロカロスを軸に選出の縦のラインを大事にして「詰めていく」構築にしようと考えました。
こいつがめちゃくちゃ強かった。ザシアンを差し置いてミロカロスに次ぐMVPと言っても過言ではありません。
ミロカロスを倒してorミロカロスを無視して裏から出てきたザシアン対策ポケモンをヒィヒィ言わせることができます。選出画面では水ウーラオスだと判断することが難しく、使用率的に警戒されにくいのもGood。
雨が降っていれば耐久に振った相手のザシアンを水流連打で縛ることも可能です。まもるや身代わりでターンを稼ぐことすらも許さないため、基本的にザシアンとザシアンメタの相手の縦のラインから必ず1体は仕留めることができます。
さらに、たとえ雨が降っていなくとも水流連打+アクアジェットでザシアンを倒しきることができる性能に加え、鋼を半減受け可能で防御種族値も高いため、終盤のザシアンとのタイマン勝負で勝てるだけのポテンシャルがあります。
4匹目は以上の3匹のS関係を介護できるサポートポケモンにしようと考えました。
かわいいので採用。
残りはメイン選出ではない取り巻き2匹です。
受動的な構築にしないとはいえ、やはりゴリランダーやレジエレキ、某化け物トリルアタッカーに荒らされることが辛いのは事実です。
入れとけ入れとけ。
ちなみにこの2匹を入れたらゴリランダーを選出されなくなりました✌✌
ミロカロスの裏にいるフシギバナは水技を使うことが可能なので、実質雨(笑)ザシアンです。
・園田智代子に詰められない
・特殊エースがバクア・かいでんぱで機能停止しない
・黒バドにデカい顔をさせない
という意外と大事なポイントも抑えることが出来ています。ほとんどミロカロスのおかげ。
【個体紹介】
ミロカロス@突撃チョッキ
H191(164)/ A×(0-)/ B101(12)/ C167(252+)/ D150(36)/ S107(44)
技:ハイドロポンプ・れいとうビーム・こごえるかぜ・ドラゴンテール
ハイドロポンプ・・・ダイストリームの火力を重視。
れいとうビーム・・・命中安定高威力技。
こごえるかぜ・・・これがあるだけで柔軟な立ち回りを可能にする技。ダイマを切らないでも強い選択肢が生まれるほか、ダイマ後の死に際にS操作で貢献するというエレキネット持ちチョッキボルトロスのような仕事が可能です。
ドラゴンテール・・・多分…というかほぼ要らない技。楽しいので推していきたい技ではあります。トリルを貼ろうとしているポリ2や、積んだ相手ポケモンを飛ばしてガエン・ランドやザシアン前に白バドを引き摺り出した時の脳汁はヤバい。
↔ウェザーボール・・・トリックルームの人口が減る上位ではこちらの方が良さそう。ダイマ後に威力・命中共に100の水技が打てるだけでも理論上最強技なものの、意外とこの技が欲しい機会は少なかったです。相手のザシアンに対しても、コータスとセットで出してダイバーンを打つよりは雨を維持して水ウーラオスで詰めるプランの方が安定すると思いました。
ザシアン(剣の王)@朽ちた剣
H175(60)/ A219(228)/ B135(0)/ C×(0-)/ D135(0)/ S215(220+)
技:きょじゅうざん・せいなるつるぎ・身代わり・守る
せいなるつるぎ・・・この構築のザシアンは主に後発担当であり、ガオガエン等に対しては構築単位で有利なため、耐久を下げてまで最高打点としてのインファイトの必要を感じる場面が少ないこと、水ウーラオスをメイン選出に採用していることから役割分担として詰ませ対策の聖剣を持たせました。少ない試合数にもかかわらず、吉利蛋とかいう害虫を2,3回ほど駆除した信頼と実績のある技です。
身代わり・・・ザシアンは存在がこの指とまれなので、身代わりと守るで隣のポケモンが安全に動ける隙を作れる点を最も高く評価しています。実際、初手選出したザシアンはミロカロス専用ピッピでした。特に白バド軸のトリックルーム構築に対しては、相手がトリルを貼って白バドを降臨させるまでの間に身代わりを使用する事で白バドと横のポケモン二匹の行動を同時にザシアン方向に強制することが可能です。
ウーラオス(連撃の型)@命の珠
H175(0)/ A200(252+)/ B121(4)/ C×(0-)/ D80(0)/ S149(252)
Sは雑に振ってしまったので改善の余地あり
アクアジェット・・・性格補正+珠の火力なので、雨が降っていればリザードンぐらいならワンパンすることが可能。前衛でアクアジェット圏内に削っておけばS関係を無視して勝てるという立ち回りが可能な、「能動的な先制技が使える」点は悪ウーラオスと比較して非常に評価が高いです。
エルフーン@気合いの襷
H135(0)/ A×(0-)/ B105(0)/ C129(252)/ D97(12)/ S183(244+)
トリックルーム・・・おいかぜミラー対面で全てを終わらせる最強のカード。相手がおいかぜ構築ではなく此方がエルフーンを選出した場合、1ターン目からおいかぜを使うのではなく、守るから入ることで「残数を維持しつつおいかぜターンを1ターン長くする」立ち回りが非常に強力でした。相手が初手ダイマした場合、おいかぜ残り2ターン状態で相手のダイマが切れることになるため、守るでおいかぜラストターンを枯らされる可能性は非常に低くなります。多くの場合この動きの最中に相手のダイジェットやダイアイスによって襷が潰れ、次のおいかぜを発動したターンでエルフーンは退場することになるので手助けや嘘泣きを使用する機会が非常に少なくなりました。以上のことから手助け・嘘泣きではなくトリックルームを採用しています。挑発は対策されている環境で使う気にはなれませんでした。
フシギバナ@バコウのみ
H175(156)/ A×(0-)/ B104(4)/ C167(252+)/ D121(4)/ S112(92)
ハードプラント・・・キョダイベンタツの火力を重視。草技の使用者としてダイマックスを使用したミロカロスの後ろから投げたい場面もあったものの、やはり使用機会の差で軍配の上がったダイマ技の素にしました。
ウェザーボール・・・ずっとバンギラスと組んでダイロックするネタ技だと思っててすまん。天候補正のかかる炎と水のウェザーボールは強かったです。上位プレイヤーに対しては“ウェザーボールをチラつかせた上でザシアンを無視する”といった、この技の圧力を利用したプレイングが強力でした。
コータス@木炭
H177(252)/ A×(0)/ B160(0)/ C150(252+)/ D91(4)/ S22(0-)
技:ふんか・ねっぷう・ソーラービーム・守る
この構築のコータスはメイン選出から外れている(=コータス抜きでもフシギバナの選出やS操作が成り立つ)ため、フシギバナ専用おいかぜ機にならずにしっかりと対トリルでの活躍だけが目立って強かったです。
コータスは界隈での評価が低いポケモンなので弁明しておくと、(基本選出にも書いているように)この構築でのコータスはトリル序盤〜中盤には前衛で噴火圏内まで削りを入れつつダイマターンを耐え、お膳立てしてから出していく動き方をします。この扱い方において白バドレックスやソルガレオ、日食ネクロズマ等に対してのコータスの性能に不満を感じたことはありませんでした。
突撃チョッキを持つミロカロス以外全てのポケモンが「まもる」を持っています。
ミロカロス以外(=基本的にダイマックスを使用しないポケモン)がいずれも守るを使えることによって、ヘイトを集めやすいダイマックス横のポケモンの生存行動がどのような選出であっても可能になるため、残数有利を取られにくい所は大きなポイントだったと考えています。
【基本選出】
基本選出1
先発+
後発から選択
相手が追い風や初手ダイジェットから展開してきそうな場合この選出をします。
ミロカロスがチョッキイベルタル並に特殊方面に対して硬いため、レジエレキのエレキネットでS操作をしてきそうな相手やトルネオーガに対しても積極的に投げることが可能です。エレキネットはむしろご褒美
基本選出2
先発+
後発から選択
特別S操作を必要としない場合や、トリックルーム構築に対してはこの選出をします。この選出が出来るとかなり勝ちやすいです。
トリルは通される前提でザシアンはみがわりを構え、トリル下でザシアン方向が受ける集中攻撃を守りながらミロカロスで残数有利を取り、適度に削りを入れておいてトリル中〜終盤にコータスでとどめを刺します。さらにトリルが切れるタイミングでフシギバナを出すことが出来れば完璧です。
エルフーンの挑発、悪ウーラオス、ザシアンや粉を撒くバナにトリックルームを止められてしまうことを嫌ってガオガエンで猫トリルを試みる相手が多く、ミロカロスの勝ち気がかなりの確率で発動するためトリル構築に対しては非常に有利です。
基本選出3
先発+
から選択
トノグドラ等の「それミロカロス出してどうすんねん」構築に対して渋々行う選出です。
【レンタル構築】
【あとがき】
大きなモチベを与えてくださったFFさん、そして久しぶりにポケモンに対するモチベーションが上がったタイミングで上位の環境を見せて構築を完成させてくれたやなぎさんにこの場を借りて御礼申し上げます。
過去にランクマッチで高戦績だった時に使用したのが「サマヨール始動偽装メンハミミッキュ&ナット詰め偽装特殊ドラパルトスイープ構築」、「指トリル偽装初手ダイマキッス構築」、そして今回の「ザシアンチラつかせ雨構築」という相手の選出を誘導して攻めていく構築だったので、自分にはこのようなタイプの構築が向いているのかもしれません。
【剣盾ダブルS12】インスタ映え月光コントロール構築
【はじめに】
S12はこの子と共に勝ち上がることを目指しました。
打算的な話をすると、ガラル三鳥やおじさん達、クレセリア等空中に浮いている強力なポケモンの登場やそれに伴う初手ダイマックス&ダイジェット展開が増加することで、ミストフィールドが容易に貼られる環境にもかかわらずかえってあくびの通りが良いと思われたこと、強力な特殊アタッカーが増えた(?)こと、加えてアンチ威嚇系の特性の増加によってガオガエンが減少してメタから外れると同時に、コントロールポケモンに対する対策をアンチ威嚇系の特性に一任した、威嚇を持たないコントロールポケモンに対して脆弱な構築が増えるのではないかと考えたことが端緒です。
ブラッキーと非常に相性が良く今回の環境でTierS枠のメタグロスは小学生時代に使い込んだ思い出のポケモンだったこともあり、かなりの愛着をもって今回の構築を楽しむことができました。
【個体紹介】
クレセリア@ナモのみ
H227(252) / A67(0-) / B187(236+) / C95(0) / D153(20) / S105(0)
HB・・・できるだけ物理アタッカーの攻撃を耐えるためぶっぱ。のつもりだったがBに割く努力値は236〜244の間でいずれの持ち物・性格補正であっても暗黒強打の乱数が変化せず(いじっぱり襷・珠なら236〜252の間でも変化なし)、236〜252の間でいじっぱりドラパルトの珠ダイホロウの乱数が変化しないため236に抑えて余りをDに配分した。
HD・・・同上。レジエレキに対してはゴリランダーと同時に選出すること、悪ファイヤーの攻撃にはナモのみが有効に働くことからD方面をことさら重視する必要はないと判断した。
S・・・上げる必要も下げる必要も特にないと判断。
つきのひかり・・・トリル中心の構築においては二度目のトリルを貼る・適度に生存して裏のポケモンのためにトリルターンを管理する能力は必須だと考えている。最初こそサイドチェンジを採用してみたものの、使っていて月の光の方が強いと感じた。晴れパに対して非常に有効で、フシギバナのキョダイベンタツを1回無駄打ちさせることも可能。
サマヨールと悩んで、最終的には大量発生中の悪ウーラオスに対してマウントを取るためにクレセリアにした。というのは半分の理由で、本当は初手でブラッキーと同時に選出した際のインスタ映えを狙っている。
メタグロス@いのちのたま
H187(252) / A205(252+) / B150(0) / C115(0) / D111(4) / S67(0-)*S個体値0
雪原で解放されたら使いたいと待望していたポケモン。顔がいい。
煩わしい運要素から解放されるためにもカプ・レヒレは絶対に採用した構築にしようと考えていたため、同時に採用することで使い慣れたアシレーヌ&ナットレイの並びの立場逆転バージョンのような使用感となった。正直保険には加入したい。
ブラッキー@ウイのみ
H201(244) / A76(0-) / B132(12) / C80(0) / D200(252+) / S85(0)
HD・・・Hを綺麗な数字にしつつぶっぱ。初手でクレセリアと並べた時にウーラオスに何故か狙われたとしても陽気@襷のウーラオスとは限らず、試合展開全体では有利にはたらくためウーラオスのインファイト耐え調整はしなかった。キングドラの雨下珠ダイストリームや悪ファイヤーの弱点保険起動済みダイジェットを余裕で耐える。耐えすぎて木の実が発動しなかったりもする。
B・・・余り。
S・・・振らなくても60族を抜けるため無振り。
技:イカサマ/バークアウト/あくび/ちょうはつ(つきのひかり)
イカサマ・・・保険金を得たポケモンや自信過剰なポケモンを餌食にできる。サイクル戦でエンテイやゴリランダーを半分削れるのも偉い。
バークアウト・・・連打しているだけで一部の相手に対しては無限に強い。居座ってコータスやレヒレの交代出しに対して圧を掛け続けることができる。
あくび・・・初手ダイマを枯らしてボルトロスや悪ファイヤーにお帰り願う技。TierS。
挑発・・・月の光と選択。ブラッキーは怯まないのでガチ猫トリル相手に負けないという利点があり、トリル起動後メタグロスを降臨させるまでの間に挑発を挟むことでダイウォール・守るの択を消すことができる。65族なので60族達の上から挑発を打てるのが偉い。スチルで防御を上げたブラッキーで詰ませることが見込める環境であれば月の光を採用するのが良さそう。
嫁枠。クレセリア&メタグロスとはズッ友。メタグロスを使いながら言うことではないものの、この子の活躍の幅を狭めているダイマックスが正直憎い。
カプ・レヒレ@オボンのみ
H177(252) / 81(0) / 136(4) / 166(252+) / 150(0) / S81(0)*最遅
技:ムーンフォース/ねっとう/めいそう/まもる
ねっとう・・・ねっとうを覚えるカプ・レヒレに命中不安の濁流を採用している時点で、外して負けることに対して文句は言えないと思っている。
なんとびっくり最遅のレヒレ。初見において自分だけが相手とのS関係を把握しているという絶大なアドバンテージを獲得することができる。レヒレ同士が対面した時の「お前どこまでS振ってる?」勝負も回避可能。
カプ・ウホホ@きせきのタネ
H207(252) / A194(252+) / B110(0) / C72(0) / D91(4) / S104(0)*S個体値28
技:グラススライダー/ウッドハンマー/ねこだまし/はたきおとす
はたきおとす・・・10まんばりきと選択。サマヨールやポリゴン2が段々と増えたので、終盤ははたきおとすの採用に満足していた。
微妙な個体値で無振り85族-1を実現したことによって、初手対面で確実に相手のカプ・レヒレの下からフィールドを上書きすることができる。
カプ・レヒレとレジエレキをグラススライダーで確定一発にするためには火力アイテムが必須であり、威嚇を持たない猫トリル要員でもあるため必然的に奇跡の種を採用した。猫トリル要員でこそあるものの、トリルを展開した後引かずに超火力で殴り続けることで隙を見せず、テンポアドバンテージを稼げる点がガオガエンと比較して非常に強力。
ドラパルト@口角レンズ
H163(0) / A112(0-) / B96(4) / C152(252) D95(0) / S213(252+)
CS・・・相手の上から行動してもらいたかったのでSにぶっぱ。環境に意地っ張りドラパルトが多いと確信できたおかげでこのポケモンを採用することができた。鬼火を当てて欲しかったこと、役割はトリル補助であることから襷は持たせず、耐久に振ることもしなかった。火力に振ったことによって、悪巧みするロトムに流星群でお仕置きすることも可能。
技:リフレクター / 鬼火 / かえんほうしゃ / りゅうせいぐん
リフレクター/鬼火・・・他の5匹で辛かったギガスドガス・ドラパルト+手助け構築に対して前者は鬼火、後者はリフレクターによって初手を有利に展開することができる。B特化クレセリア・サマヨールは壁を貼ることでドラパルトの意地っ張り手助け珠ダイホロウ最高乱数を99%のダメージで耐えることができることは覚えておきたい。
かえんほうしゃ・・・構築単位で苦しいカミツルギ・ナットレイを倒すために採用。特攻に振っているため口角レンズを持っていても命中不安の大文字を採用する必要がない。
今回の構築においてギガスドガス対策、ドラパルト+手助け構築、カミツルギという3つの難点を唯一解決できると思われたポケモン。選出画面でトリル一辺倒だとバレないことも強い点。†ポケモン界の王†の座、そろそろ代わり時では?
【基本選出】
1.汎用選出(対エレキ・ウーラオス等)
初手:クレセリア+ゴリランダー
裏:メタグロス+カプ・レヒレ/ブラッキー
2.対ポリ2+フシギバナ/悪ファイヤー/ボルトロスetc.選出
初手:クレセリア+ブラッキー
裏:メタグロス+カプ・レヒレ/ゴリランダー
3.対ドラパルト+手助け(ピッピ/トゲキッス)選出
初手:クレセリア+ドラパルト
裏:メタグロス+α
4.対カミツルギ/ナットレイキツスンギ構築
初手:クレセリア+α
裏:メタグロス+ドラパルト
【レンタル構築】
【おわりに】
S12は確かな愛着が構築を強くする大きな要素だと思い出させてくれる良い機会になりました。
そして格好良いメタグロスを捕獲させてくれたレインさん(@Rain_poke_vgc)、ありがとうございました。大事に愛でています。
ちなみにインスタはやってません。
【剣盾ダブルS9 39位】ドラパテラキ御三家トリル偽装ビートダウン
◯自己紹介
はじめまして。HNたみねです。ポケモンに触れたのはDP・BW(本編のみプレイ)ぶりで、剣盾シーズン5から真面目に対戦を始めました。シングルからダブルに転向したのではなく、対戦を始めて2週間後にはダブルバトルにどハマりした珍しいタイプです。
相変わらずtop10を狙うことなく放置をかましたチキンですが、S9ではマスボ級以降この構築を使用して62勝16敗最終39位という良さげな戦績を出せたため、自分の思考整理や長い文章を書く練習も兼ねて構築記事を書くことにしました。1万字弱に及ぶ長文であることをご留意ください。
(簡単な経歴)
2月末:友人たちに勧められてポケモンを始め、キャンプやレイドを楽しむ。
3月:シングル・ダブルそれぞれマスボに上げる程度。ダブルバトルに目覚める。
4月:友人たちがポケモンに飽きる中で1人対戦にのめり込み、サマヨミロナットを教科書にサイクルや構築の組み方を学ぶ。自分である程度構築を組める頭になる。
5月:サボり
6月:サマヨアシレナット戦法偽装で12位
7月:特になし
8月:今ココ
◯構築経緯
DM+襷+御三家?トリルの並び自体は7月15日に使い始めたのですが、この発想は日本一決定戦で使用したトッププレイヤーの方々とは大きく異なりなんの脈絡もなく降って湧いてきたものです。「初見殺しできねえかな〜」と易い思考をしていたところ袋叩きドラパルトとせいぎのこころ持ちの並びをふと思い出し、続けてダイマックスドラパルトと襷テラキオンで初見殺ししたら強くね?という発想に至り、脳内でシミュレーションしてみたところ当時ランクマで意識していた多くの並びに対する勝ち筋が拓けたため使用を決意。ダクマを身売りに出してテラキオンを入手した思い切りの良さもあり、たまたま素晴らしい並びに辿り着きました。ドラパルト+バンギラスの並びは一度も使ったことがありませんし、日本一決定戦後に複数出回ったドラパルト+テラキオン関連の構築記事を拝読するまで紐付けて考えたことすらありませんでした。
天啓により2体が決まったので残りは4体です。 まず召集をかけたのは安心安定の。こいつを採用する基本的な意図は説明するまでもないと思いますが、ではどうにもならないやのDMが読まれると不利な、環境トップの晴れパを重くみて有利に立ち回れるチョッキを装備させました。
次にトリックルーム要素を加えることにしました。は前のめりな並びで、トリルに対応可能な並びが必要なことは明らかです。+草?+(トリル使い+トリルアタッカー)もしくは(?+トリル阻止)といった雛形を考える中で、2つの理由から前者を選択しました。1つは自分がこれまでトリルを使う側だったことです。トリル阻止のギミックを複数採用することは構築全体にとって大きな負担ですし、自分でトリルばかり使ってきた経験上、知識のある初手トリル使いなら選出画面で阻止ギミックを予測して対策可能である*と考えているので阻止に回って失敗するリスクを冒すぐらいなら相手のトリル下で強く動かせるポケモンを裏から投げられるようにしようと思いました。(*例えばにやを合わせる並びを見れば弱点保険を起動させないように猫騙しを打てば済みますし、やが単騎で出てきたらドラゴンテールや吹き飛ばしだと判断します。)
2つ目は天候操作の必要を感じたことです。は勿論のこと、が大きな壁として立ちはだかっていたので砂を起こしたいと考えました。空き枠的にトリル下で強いポケモンに砂を起こす役割を重複してもらうことが理想だと考えトリルアタッカーをに決定。トリル下での上を取り、非トリル下での上を取れる絶妙なSライン。4倍弱点がなくBが高いためゴリラスライダーでも簡単には落ちない耐久が非常に魅力的です。
またの採用を決定するにあたってに挌闘技が一貫している大問題が発生しているためトリル使用ポケモンは必然的にに決まりました。フェアリー技の一貫も気になる所であり、対策の役割もふまえてよりの方が適している筈です。
? 以上の5匹が決定しました。ここで残りの1匹を決めるにあたって草タイプが理想に近く、は一度候補に上げ試運転こそしましたが採用することは憚られました。メタの対象にされる側では不利をとるという考えからです。誰しも対策ぐらいは呼吸のようにしている筈ですし、現環境においてとを比較した時に草技の通りが良いことを大前提としたグラススライダーという一点がなければの威嚇を受けずに打点を持てるの方が勝るというのが持論です。しかし環境は対策を進めていて草技の通りが良いとはいえません。ハチマキで〆る一連の流れを初めから想定している場合は別だと思いますが、を使用してきた経験上、上位プレイヤーであればラストのを前提に有利を取れるポケモンを選出・大事に扱う動きをしてくることが明らかなので高い順位を狙う上では適していないと判断しました。(実際にS7ではで詰ませる従来の動きに加えて、対策として相手が選出・大事に扱うや熱風を雨下特殊のドロポン・雷でスイープする動きが刺さりました。)
よって選ばれたのはでした。単体性能だけでなく挌闘・水・フェアリー半減による相性補完とゴリラよりも特防が高いことによる受け出し性能、構築の物理一辺倒を和らげてくれること、忘れた頃に詰ませてくるに特殊方面から4倍弱点を突けることが構築全体とも噛み合っています。
この6匹でS8中盤以降安定して勝てたものの、完成した時期が遅かったこともあり期末レポートに追われそこそこ止まりの結果に。「S9こそは改良を加えてで結果を出そう。テラキオンは十分マイナー枠(7月当時)だし、まだ暫くバレずに使えるだろう。」とニヤニヤしていたところで事件が発生。対策話し合われてるやん。
まさかの日本一決定戦で使用者が続出。予選すら参加していなかった一般トレーナーは致命的すぎる余波を受けることに。
前述したとおりメタの対象にされる側では不利をとるという信条があるので使用自体止めようかと思いましたが、戦法が広く知れてしまったとはいえまだまだ3桁・4桁マッチングでは通用することが多く、晴れパなどに対しては戦法がバレたところで強いこと、加えてS7ではサマヨアシレナットの選出・戦法偽装構築で良い結果を出したことを思い出して路線を変更。ドラパテラキの並びの性能に加えて、選出圧力によって対策選出を誘導してイージーウィンを狙う方向に舵を切りました。
以下、S9の構築に至るまでの経緯です。
まずS8の構築の改良点を洗い出しました。最も大きかったのは天候パに対してが思っていたほど有効にはたらかなかったことです。に対してとる選択として眠り粉を確実にケアする動きをするのであればを裏から投げる必要がありますが、幸いなことに上位に行くと初手眠り粉お祈りプレイをしてくるクソ野郎が全然いなかったのでほぼテラキオンにキョダイベンタツが飛んできました。結果、この構築のは構想段階からてだすけを搭載していたので、DMに対してDMのダイジェットにてだすけを重ねて1ターン目でggという展開が殆どでした。晴れパに対してはなしでも勝てた、ということです。また7月中旬時点で既にランクマに陰キャ型ボディプレスが出現していて、中には最遅でない個体も見られ、上からボディプレスで大きく削られることがあった点も気になりました。
さらに問題なのはです。天候操作をどちらが先に出すか、また相手に先に天候操作を出させるために守る・ダイウォールでクッションをおくかどうかの睨み合いが発生した場合安定しないのは勿論のこと、側はDMしないと弱い一方ではDMなしでも強力な選択(流星群・暴風・濁流)をとることができる上にの技がこちらのパーティーに対して一貫しているため不利です。
さらには7月19日時点で既にスカーフ+てだすけ流星群で思考外からDMを消しとばしてggしてくる天才とマッチングして分からせられる事件が発生したので、でに立ち向かうべきではないと結論しました。加えてを使う人が減ったこともあり、当初想定していたの主要な役割がほぼ果たせなくなったといえます。
の役割が薄くなってリストラを意識したことに伴い、の枠も再考することになりました。
ほかにS8で苦しいと感じた対面はです。ミラーでは当然の如く先に殴った方が勝つので、役割も定めずにSにぶっぱした飽和社会のランクマでは絶対に勝つことができません。同速勝負前提の調整やめろ。さらに横にまでニコニコ顔で出されると対戦が終了します。これに対してS8では初手DMダイアーク+てだすけで意表を突いて解決することで対応していましたが、がゴーストダイブで消えることがあったりと安定しませんでした。猫トリル+裏ギガイアスDMが通ったら負けるのにサマヨール放置マジ?
てだすけダイホロウやダイホロウ+マジシャ、裏からトリル下でも動けるポケモンやギガイアスに有利なポケモンを投げてくる動きをされると考えていたのですが、よく分からない行動をしてくる相手が一定数いて、相手のプレイングを信頼した行動は対策になっていないと思いました。
最後に忘れてはいけないのがです。7月時点にはまだあった袋叩き襷偽装性能とDMを強気で動かす行動で誤魔化していましたが、S9からは苦しすぎる対面になることが明らかです。Twitterで話題になっていたスカーフ水の存在も気になりました。
※(+バコウ・はたき落とす)
の特に苦手な並びが出揃いました。この並びに強いポケモンなんてアイツしかいません。そう、です。
を強く意識させてDMを通せば勝てると考えました。クリアボディ同様、DMターン枯らしの困難な特性をもつは逃げ切りDMエースに適している筈です。
の最大の強みは相手視点でサポート型と誤認させられること、たとえDMを警戒こそしても確信をもって行動することはできないことだと思っています。この強みを最大限活かすためにはトリル補助役のような顔をしてもらうことが最適だと考えました。
の横に置くことに最も違和感のないトリル使いといえばですね。この並びで試合をしてみると、と異なりはCを高くすることで強力なアタッカーとして運用できることが大きな差別化点だと気付きました。トリル使用ポケモンは置物化し交代するにもリスクが付きまとうことが問題ですが、C特化にすることでトリル後も決して場で腐らず、のダイジェットで加速しながら上から相手を強く縛る動きも可能です。トリルを予測して裏からトリル下で戦えるポケモンを投げてくる相手や挑発使いに対してダイジェット展開をすることで、1ターン目で勝負が決まるようなこともありました。またといったポケモンを含む並びと対面することでほぼ確実にダウンロードでCが上昇するためによる選出誘導での両方がアドバンテージを得ることができます。
これで完成形の6匹が出揃いました。
特殊アタッカーであるを先発に起用したことで再び草枠にが名乗りを上げましたが、前述した環境適正の差に加えてS8の構築ではのダイバーンによってを2倍速にするプレイングをしていたことを踏襲し、にねっぷうを搭載することでダイジェット展開をした際に後発のを2倍速にする動きが強力だと判断しました。またが後発DMするという先入観によってのDMを読まれにくくする効果はにないものです。
さらにこの構築には草案段階では想定していなかった
・全ての種族がB=DもしくはB<Dなので、D4振り調整のみで相手ののダウンロードが100%*不発に終わる *ダイアーク等でDを下げられた場合を除く
・選出で相手がを選出しているとほぼ4対3の戦いになる
・『ドラパテラキ「御三家」トリル』のメタとなり得るに対して表ので特殊方面から弱点を突き、倒れた後も晴れ下の(+だいちのちから)で圧力をかけることができるため明確な勝ち筋がある
・C特化とが採用されていることによって状況判断で以外どのポケモンがDMを切っても強い柔軟性がある
という強みが生まれました。
◯個体紹介
ドラパルト@いのちのたま
この構築の顔役にして選出率最下位。
特性:クリアボディ
性格:いじっぱり
H:167(28)
A:189(252)
B:95(0)
C:-
D:96(4)
S:190(220) 最速エースバーン+2、インテレオン+1
A・・・最大限に欲しいので特化。
D・・・+1して相手のダウンロードを不発に。
S・・・ドラパルト対面が予想される場合に選出することがないので必要な分だけ。仕方なく発生してしまうエルフーンミラーならまだしも、最速ドラパルト同士の同速勝負ほどしょうもない戦いはない。
ドラゴンアロー:物理ドラパルトのアイデンティティ。
ゴーストダイブ:これ以外の選択肢がないため。
そらをとぶ:ダイジェットの火力を最大化することが優先されると考えたため。DMが切れた頃に先発ドラパルトが生き残っているような試合で負けることはほぼない。
ダイビング:S8では物理ドラパルトがこの技を元にダイストリームを打てることを知らず採用を検討すらしていなかった技。使用機会が少なく、まもるの方が汎用性の点から優れているとも考えたものの、この構築ではドラパルトがダイウォールを使用する必要の発生しそうな相手にはそもそも選出する必要がないため、この技の採用によって選択肢が広がり勝利に貢献した。
特筆することのない襷テラキオン。雑に強い。
特性:せいぎのこころ
性格:ようき
H:166(0)
A:181(252)
B:110(0)
C:-
D:111(4)
S:176(252)
A・・・迷いなくぶっぱ。
D・・・ドラパルト同様+1して相手のダウンロードを不発に。
S・・・準速だと語るまでもなく弱すぎるので特化。
いわなだれ:最強技であると同時に、一番押したくない技。
インファイト:一番強くて襷と噛み合った格闘技。
てだすけ:テラキオンの覚える技を調べた時に最初に採用を決定した技であり、DMドラパルトの横に並べるポケモンとしての適正を感じたきっかけ。この技がないと猫騙しを無視して一撃でサマヨールを倒す、DMフシギバナを倒す、DMエースバーンを倒すといった行動がとれず採用しない理由がない。
まもる:猫騙しによる襷削りの回避や相手のDMターンを耐える動き、縛り解除やトリルターンの調整など結局一番役に立つ技。トゲキッス選出の場合にも刺さりが良ければ選出するため、終盤に打ち合う役割を果たすためにも必要な技だといえる。
✳︎コーチングについて
ドラパルト+テラキオンを強く動かすことを考えた場合ダイホロウのBダウンを絡めてテラキオンも攻撃技を使うことが理想であり、てだすけはテラキオンが攻撃技を使うことができない或いは攻撃技を使ってもあまり意味がない場合の選択肢として差別化されている一方で、コーチングは優先度がなく使用者のテラキオンがドラパルトよりも遅いためテラキオンが攻撃技を使える筈のターンに使用する技だといえる。また、戦法としてもドラパルトに致命打を与えることが可能な相手を上から倒すことを想定して採用されている筈のテラキオンがドラパルトの耐久を上げる動きをすることには疑問を感じた。
サイクルを回すことよりも対面で相手を破壊するアタッカーとしての役割を強く持てる型。サイクル性能が高い一方でガオガエン自身の縛り性能は低い耐久型よりも、逃げ切りDM構築にはこちらの方が噛み合っているといえた。
特性:いかく
性格:いじっぱり
H:201(244)
A:158(68)
B:111(4)
C:-
D:131(164)
S:84(28)
H・・・耐久は上げつつ綺麗な数字にしたかった。
A・・・CS振りDMフシギバナを晴れ下フレアドライブで確定一発。ここまで上げるとほぼ全てのゴリランダーもしっかりワンパンしてくれる。インファイトでH252振り非DMバンギラスも確定一発。
B・・・余りの余り。
D・・・特殊耐久の役割を持たせるためHASの余りを全振り。
S・・・+1振りバンギ抜きバンギ抜きバンギ抜き。一見お馬鹿な努力値振りに見えるものの、ダイジェットの恩恵を受けることで最速バンギラス抜きになる。
技:フレアドライブ、DDラリアット、インファイト、ねこだまし
DDラリアット:うっぷんばらしなら勝てた場面が発生する度に悩むものの、結局DDラリアットとの火力差が勝負を決める場面を意識して採用。
インファイト:テラキオンを倒して安心したバンギラスや、トゲキッス+ガオガエンの並びに有利だと考えて受けに来た数多のバンギラスを狩れる技。最大の採用理由はOTONAに見えるから覚えさせたかっただけだったりする。
ねこだまし:にゃーん
フシギバナ@たつじんのおび
憎きカエル。確かな環境適正は感じていたため今回思い切って使用したところ、やっぱり強かった。お前に粉は持たせない。
特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ
H:187(252)
A:-
B:103(0)
C:167(252)
D:120(0)
S:101(4)
H・・・耐久を重視。Sに振るのをやめてHにしっかり振ったことで勝てた試合は幾つもあった。
C・・・スイーパーとしての役割をしっかり果たしてもらうため特化。
S:トゲキッスとのS関係を明確にするため+1。トリルを貼って上を取る・晴れさせて上を取る2種類の立ち回りが可能である利点を活かしたいと考えた。S特化しても最速80族同士の不毛な同速勝負に巻き込まれるだけでは?
リーフストーム:終盤に対面したバンギラスをワンパンしたいため。
ヘドロばくだん:命中安定&火力安定の必須技。
だいちのちから:個人的にフシギバナの評価を最も引き上げている要素である技。
まもる:持ち前のヘイト値の高さから、死に出しした直後のターンにまもるを押すだけで安定してアドバンテージを生んでくれた。終盤に打ち合うことも多いので絶対に抜けない技。
トゲキッス@するどいツメ
この構築の主役。
特性:きょううん
性格:ひかえめ
H:191(244)
A:-
B:117(12)
C:189(252)
D:135(0)
S:100(0)
HS・・・トゲキッスの強みは「高い水準の火力と耐久力の両立」にあると考えていて、Sに重く振って強みを潰すことはしたくなかった。エースバーンのダイスチルをギリギリ耐えてダイジェット1回でエースバーンを抜ける調整をしても、その後有利な筈の相手のゴリラスライダーやふいうちに縛られる場面が多い点には納得がいかず、それであれば耐久にしっかりと振ってダイスチルを余裕を持って耐えたり、ダイスチルに合わせてダイバーンを打つ動きをする方が良いと判断した。
またこの構築ではポリゴン2と並べて選出することが殆どのため、ダイジェット1回で陽気ウーラオスを抜けないSはトリルとダイジェットを同時に選択しても裏目がないという利点なのだと開き直ることにした。
B・・・余り全て。
C・・・特化。最大限火力を確保したかったのと同時に、ひかえめC252振りでちょうど急所ダイフェアリーがH252振りDMキングドラを確定一発となるため。
エアスラッシュ:犯罪技。しかし怯ませた回数よりも外して負けた試合の方が多いのが現実。
マジカルシャイン:適度な威力、全体攻撃、命中100%の素晴らしい技。
ねっぷう:指を無視して炎技を当てたい場面があったため選択。できれば火炎放射にしたい。
まもる:ターン管理や縛り解除で何度もお世話になった技。トゲキッスの存在自体がこの指とまれなので守った方が強い説が学会では有力。
ロリコンの変態で一人称がボク(出典:ぽへチャンネル)という印象が強すぎるポケモン。
特性:ダウンロード
性格:ひかえめ
H:191(244)
A:-
B:112(12)
C:172(252)
D:115(0)
S:80(0)
B・・・余り
C・・・アタッカーとして運用するため特化。
S・・・ダイジェットでの加速・トリルの使用がどちらもあり、試合中の計算がしやすい数値なので上げる必要も下げる必要もないと判断。ポリゴン2同士の同速勝負を避けるために防御から割いて+1してもよかったかもしれない。
技:トライアタック、れいとうビーム、じこさいせい、トリックルーム
トライアタック:この技が正解かどうかは怪しいものの、C特化と噛み合っていてれいとうビームとの打ち分けが強力。
れいとうビーム:ドラパルト、トゲキッスに対する一貫性を高く評価。モロバレルを安定して半分以上削ることで縛れるのも偉い。10万ボルトはランクマにおいてメタ対象となるギャラドス、アーマーガアの使用者が少なく、トリル下で相手に麻痺されることも嫌だと判断。
*まもる:トライアタックと差し替えて使用することがあった。活躍する機会は多く、こちらが正解かもしれない。
◯基本選出
1.+(から選択)
ほとんどの場合この選出をする。トリルを貼るかダイジェットを積むか、DM権を裏のフシギバナに残すか等融通が効く一方で、動かし方次第の面が大きいともいえる。
2.+自由に選択
ラプラス+キュワワーやバンギラス+ドリュウズ、セキタンザン等ドラパテラキの通りが良くトゲキッスでは強く立ち回れない相手に対して選出。この並びで出せた場合には裏は4匹の中から刺さりが良いポケモンをスタン構築感覚で選べるため有利が取りやすい。
◯レンタル構築
最後まで読んでいただきありがとうございました。