【剣盾ダブルS15 31位】MZU
※追記:リバティ圏内目当てで5日間放置してたら31位でした。反省してます()
【構築経緯】
ミロカロスを使いたい!という想いから構築を始めました。
最近ポケモンを始めたFFさん(ミロカロス推し)がポケモンを純粋に楽しんでいるツイートを見たことが大きなきっかけです。ミロカロスは幼少期に自分がポケモンを純粋に楽しんでいた頃の相棒枠でもあり、剣盾からポケモンを久しぶりに始めた直後にダブルバトルの世界へ連れ込んでくれたポケモンでもあります。カ・エールさんのサマヨミロナット構築に出会ってダブルバトルの楽しさを知ることがなければ、今ほどポケモンに打ち込むことも無かったと思います。
メイン選出としての残り3匹を考えます。
ザシアァン!
ミロカロスと相性が良すぎるので自然に入ってきました。普通は逆の順番だと思う。
しかし自分でザシアンを使ってみると頭の中の論者がこう言います
「メタられているザシアンは他のメジャーな禁伝よりも弱くてぇ〜(掌返し)」
この問題を倦厭してザシアン入り構築を諦めかけましたが、ザシアンの弱さが逆に勝つためのヒントを与えてくれました。
限界晴れといった偏った構築を相手にするのは辛い
→補完にこだわるよりも、ある程度構築全体を偏ったものにした方が相手だって辛いのではないか?
ミロカロスの辛いゴリランダーやフシギバナといった相手に対してガオガエン等を入れるといった受動的な構築にするよりも、ザシアンをチラつかせながら、ミロカロスを軸に選出の縦のラインを大事にして「詰めていく」構築にしようと考えました。
こいつがめちゃくちゃ強かった。ザシアンを差し置いてミロカロスに次ぐMVPと言っても過言ではありません。
ミロカロスを倒してorミロカロスを無視して裏から出てきたザシアン対策ポケモンをヒィヒィ言わせることができます。選出画面では水ウーラオスだと判断することが難しく、使用率的に警戒されにくいのもGood。
雨が降っていれば耐久に振った相手のザシアンを水流連打で縛ることも可能です。まもるや身代わりでターンを稼ぐことすらも許さないため、基本的にザシアンとザシアンメタの相手の縦のラインから必ず1体は仕留めることができます。
さらに、たとえ雨が降っていなくとも水流連打+アクアジェットでザシアンを倒しきることができる性能に加え、鋼を半減受け可能で防御種族値も高いため、終盤のザシアンとのタイマン勝負で勝てるだけのポテンシャルがあります。
4匹目は以上の3匹のS関係を介護できるサポートポケモンにしようと考えました。
かわいいので採用。
残りはメイン選出ではない取り巻き2匹です。
受動的な構築にしないとはいえ、やはりゴリランダーやレジエレキ、某化け物トリルアタッカーに荒らされることが辛いのは事実です。
入れとけ入れとけ。
ちなみにこの2匹を入れたらゴリランダーを選出されなくなりました✌✌
ミロカロスの裏にいるフシギバナは水技を使うことが可能なので、実質雨(笑)ザシアンです。
・園田智代子に詰められない
・特殊エースがバクア・かいでんぱで機能停止しない
・黒バドにデカい顔をさせない
という意外と大事なポイントも抑えることが出来ています。ほとんどミロカロスのおかげ。
【個体紹介】
ミロカロス@突撃チョッキ
H191(164)/ A×(0-)/ B101(12)/ C167(252+)/ D150(36)/ S107(44)
技:ハイドロポンプ・れいとうビーム・こごえるかぜ・ドラゴンテール
ハイドロポンプ・・・ダイストリームの火力を重視。
れいとうビーム・・・命中安定高威力技。
こごえるかぜ・・・これがあるだけで柔軟な立ち回りを可能にする技。ダイマを切らないでも強い選択肢が生まれるほか、ダイマ後の死に際にS操作で貢献するというエレキネット持ちチョッキボルトロスのような仕事が可能です。
ドラゴンテール・・・多分…というかほぼ要らない技。楽しいので推していきたい技ではあります。トリルを貼ろうとしているポリ2や、積んだ相手ポケモンを飛ばしてガエン・ランドやザシアン前に白バドを引き摺り出した時の脳汁はヤバい。
↔ウェザーボール・・・トリックルームの人口が減る上位ではこちらの方が良さそう。ダイマ後に威力・命中共に100の水技が打てるだけでも理論上最強技なものの、意外とこの技が欲しい機会は少なかったです。相手のザシアンに対しても、コータスとセットで出してダイバーンを打つよりは雨を維持して水ウーラオスで詰めるプランの方が安定すると思いました。
ザシアン(剣の王)@朽ちた剣
H175(60)/ A219(228)/ B135(0)/ C×(0-)/ D135(0)/ S215(220+)
技:きょじゅうざん・せいなるつるぎ・身代わり・守る
せいなるつるぎ・・・この構築のザシアンは主に後発担当であり、ガオガエン等に対しては構築単位で有利なため、耐久を下げてまで最高打点としてのインファイトの必要を感じる場面が少ないこと、水ウーラオスをメイン選出に採用していることから役割分担として詰ませ対策の聖剣を持たせました。少ない試合数にもかかわらず、吉利蛋とかいう害虫を2,3回ほど駆除した信頼と実績のある技です。
身代わり・・・ザシアンは存在がこの指とまれなので、身代わりと守るで隣のポケモンが安全に動ける隙を作れる点を最も高く評価しています。実際、初手選出したザシアンはミロカロス専用ピッピでした。特に白バド軸のトリックルーム構築に対しては、相手がトリルを貼って白バドを降臨させるまでの間に身代わりを使用する事で白バドと横のポケモン二匹の行動を同時にザシアン方向に強制することが可能です。
ウーラオス(連撃の型)@命の珠
H175(0)/ A200(252+)/ B121(4)/ C×(0-)/ D80(0)/ S149(252)
Sは雑に振ってしまったので改善の余地あり
アクアジェット・・・性格補正+珠の火力なので、雨が降っていればリザードンぐらいならワンパンすることが可能。前衛でアクアジェット圏内に削っておけばS関係を無視して勝てるという立ち回りが可能な、「能動的な先制技が使える」点は悪ウーラオスと比較して非常に評価が高いです。
エルフーン@気合いの襷
H135(0)/ A×(0-)/ B105(0)/ C129(252)/ D97(12)/ S183(244+)
トリックルーム・・・おいかぜミラー対面で全てを終わらせる最強のカード。相手がおいかぜ構築ではなく此方がエルフーンを選出した場合、1ターン目からおいかぜを使うのではなく、守るから入ることで「残数を維持しつつおいかぜターンを1ターン長くする」立ち回りが非常に強力でした。相手が初手ダイマした場合、おいかぜ残り2ターン状態で相手のダイマが切れることになるため、守るでおいかぜラストターンを枯らされる可能性は非常に低くなります。多くの場合この動きの最中に相手のダイジェットやダイアイスによって襷が潰れ、次のおいかぜを発動したターンでエルフーンは退場することになるので手助けや嘘泣きを使用する機会が非常に少なくなりました。以上のことから手助け・嘘泣きではなくトリックルームを採用しています。挑発は対策されている環境で使う気にはなれませんでした。
フシギバナ@バコウのみ
H175(156)/ A×(0-)/ B104(4)/ C167(252+)/ D121(4)/ S112(92)
ハードプラント・・・キョダイベンタツの火力を重視。草技の使用者としてダイマックスを使用したミロカロスの後ろから投げたい場面もあったものの、やはり使用機会の差で軍配の上がったダイマ技の素にしました。
ウェザーボール・・・ずっとバンギラスと組んでダイロックするネタ技だと思っててすまん。天候補正のかかる炎と水のウェザーボールは強かったです。上位プレイヤーに対しては“ウェザーボールをチラつかせた上でザシアンを無視する”といった、この技の圧力を利用したプレイングが強力でした。
コータス@木炭
H177(252)/ A×(0)/ B160(0)/ C150(252+)/ D91(4)/ S22(0-)
技:ふんか・ねっぷう・ソーラービーム・守る
この構築のコータスはメイン選出から外れている(=コータス抜きでもフシギバナの選出やS操作が成り立つ)ため、フシギバナ専用おいかぜ機にならずにしっかりと対トリルでの活躍だけが目立って強かったです。
コータスは界隈での評価が低いポケモンなので弁明しておくと、(基本選出にも書いているように)この構築でのコータスはトリル序盤〜中盤には前衛で噴火圏内まで削りを入れつつダイマターンを耐え、お膳立てしてから出していく動き方をします。この扱い方において白バドレックスやソルガレオ、日食ネクロズマ等に対してのコータスの性能に不満を感じたことはありませんでした。
突撃チョッキを持つミロカロス以外全てのポケモンが「まもる」を持っています。
ミロカロス以外(=基本的にダイマックスを使用しないポケモン)がいずれも守るを使えることによって、ヘイトを集めやすいダイマックス横のポケモンの生存行動がどのような選出であっても可能になるため、残数有利を取られにくい所は大きなポイントだったと考えています。
【基本選出】
基本選出1
先発+
後発から選択
相手が追い風や初手ダイジェットから展開してきそうな場合この選出をします。
ミロカロスがチョッキイベルタル並に特殊方面に対して硬いため、レジエレキのエレキネットでS操作をしてきそうな相手やトルネオーガに対しても積極的に投げることが可能です。エレキネットはむしろご褒美
基本選出2
先発+
後発から選択
特別S操作を必要としない場合や、トリックルーム構築に対してはこの選出をします。この選出が出来るとかなり勝ちやすいです。
トリルは通される前提でザシアンはみがわりを構え、トリル下でザシアン方向が受ける集中攻撃を守りながらミロカロスで残数有利を取り、適度に削りを入れておいてトリル中〜終盤にコータスでとどめを刺します。さらにトリルが切れるタイミングでフシギバナを出すことが出来れば完璧です。
エルフーンの挑発、悪ウーラオス、ザシアンや粉を撒くバナにトリックルームを止められてしまうことを嫌ってガオガエンで猫トリルを試みる相手が多く、ミロカロスの勝ち気がかなりの確率で発動するためトリル構築に対しては非常に有利です。
基本選出3
先発+
から選択
トノグドラ等の「それミロカロス出してどうすんねん」構築に対して渋々行う選出です。
【レンタル構築】
【あとがき】
大きなモチベを与えてくださったFFさん、そして久しぶりにポケモンに対するモチベーションが上がったタイミングで上位の環境を見せて構築を完成させてくれたやなぎさんにこの場を借りて御礼申し上げます。
過去にランクマッチで高戦績だった時に使用したのが「サマヨール始動偽装メンハミミッキュ&ナット詰め偽装特殊ドラパルトスイープ構築」、「指トリル偽装初手ダイマキッス構築」、そして今回の「ザシアンチラつかせ雨構築」という相手の選出を誘導して攻めていく構築だったので、自分にはこのようなタイプの構築が向いているのかもしれません。